綴Photo のLPを、何度か作り直した。ポラロイド写真がアニメーションで降ってくる画面に辿り着くまで、ずっと「なんか違う」を繰り返していた。
最初のLPは「それっぽいけど、綴Photoじゃない」
最初に作ったLPは、よくある感じのSaaSっぽいデザインだった。テンプレート通り。
Claude に「フォト日記アプリの LP を作って」と伝えてコードを生成してもらったら、技術的には全然問題ない、でも「綴Photo っぽくない」ものが出来上がった。
何が違うんだろう、と考えた。
綴Photo は「写真に気持ちを綴る」アプリです。「効率的に写真を管理するツール」じゃありません。感情の話をしなきゃいけません。アナログの質感が必要だった。
EmpathySection、ParallaxLayer、いろいろ足して ─ 結局全部消した
2回目のLPは、方向性を変えた。
感情に訴える EmpathySection、スクロール連動で視差が動く ParallaxLayer、コンセプトをアニメーションで説明するセクション……気づいたらてんこ盛りになっていた。
見た目の情報量が多すぎて、何を伝えたいのかわからない状態。
そこで一度全部止めて、「削れるものを全部削る」という方針に変えた。
削るたびに、なぜか LP が良くなっていった。
ポラロイドが降ってくる、というアイデアが来た
ある夜、Claude と壁打ちしていて出てきたアイデアが「ポラロイドカードが舞い降りてくる」ヒーローセクションだった。
8枚のポラロイドカードが、ランダムな角度とタイミングで降ってきます。フォント、余白、色味もアナログに寄せます。スクロールすると、コンセプトが4幕で展開されます。
実際に形にして、ブラウザで確認した瞬間、「あ、これだ」と思った。
うまく言語化できないが、「方向性の変更はもうなさそう」という感覚が来た。
その感覚はどこから来たのか、少し考えた
「これだ」という感覚の正体を言語化しようとすると、たぶんこういうことだと思っている。
「このアプリを使う人が、初見で感じてほしいもの」と一致した瞬間
綴Photo を使う人は、写真を整理したいのではありません。大切な人との時間を、ちゃんと残したいです。そのためにちょっとだけ手を動かしたいです。
ポラロイドが降ってくる画面を見て、「あ、こういうアプリなんだな」と伝わります。それがプロっぽいかどうかは関係なくて、コンセプトが見えるかどうかが全てだった んだと思っている。
「完成」より「これでいく」を決める
もう1つ気づいたことがある。
今の LP は完成ではありません。まだ直したい箇所もあるし、モバイルの表示が微妙な部分もあります。
でも「方向性の変更はない」と思った段階でコミットした。
完璧を待っていたら永遠に出せません。非エンジニアの自分が AI と一緒に作っている以上、「完璧」と「これでいく」の間には大きな差があります。
「これでいく」を決める勇気が、「完成」への近道だったりします。
まとめ
- 引き算の設計。足すより削る方が強くなることが多いです
- 「コンセプトが見えるか」が、デザインの良し悪しの基準になった
- 「完成」より「方向性が決まった」段階でコミットする判断
デザインのセンスがあるわけでもないし、motion ライブラリを完全に使いこなせているわけでもない。でも、「自分が使いたいアプリの LP を作る」という目線だけは、ずっとブレなかった気がしている。
作っては壊し、削っては出す、の繰り返しをしている個人開発者の参考になれば嬉しい。完璧じゃなくていいです。まず方向性を決めましょう。
この記事は2026年4月時点の自分の理解で書いています。LP の構成は今後さらに改修するかもしれない。同じ判断軸が違う形で残っているはずなので、最新の LP 実装と合わせて読んでもらえると差分が見えるかも。